【メルボルン4日AAP】 オーストラリア・ポストの2013/14年度決算報告で、収益が1億1620万ドルとなり、前年度より約35パーセントも少なかったことがわかった。手紙配達事業での大きな損失が、減収の主な理由だとしている。
従来型の手紙配達事業の収益が前年度の3分の2に減っている一方で、小包配達事業では前年度より約20パーセント収益を増やしている。手紙と小包の配達事業における損失と収益で相殺し合う形となっている。
オーストラリア・ポストのアーメッド・ファワーCEOは「早急に思い切った改革をする必要がある」「これ以上は小包事業の収益を当てにできない」と述べた。一方、労働組合は、手紙事業での損失が従業員削減の言い訳にされるべきではないとしている。