【メルボルン4日AAP】 連邦控訴裁判所は4日、昨年レイプ容疑で逮捕されたメルボルンのタクシー運転手、ニティン・シン・ラナ容疑者の2回目の上訴に対し、棄却する判決を言い渡した。同容疑者はインド出身。2008年に渡豪し、タクシー運転手として生計を立てていた。
被害者の少女は犯行時、パーティーで多量の酒を飲み、最終の電車に乗り遅れてタクシーに乗車した。さらにウォッカで抗うつ剤を大量に飲んでおり、所持金はなかった。
裁判所のデービッド・アシュリー裁判官は、犯行時の様子が映っているビデオについて、酒を飲んで酩酊状態の17歳の少女を、レイプが目的で襲ったことに疑いの余地はないと述べた。これに対し、ラナ容疑者は少女と合意のもとだったと主張していた。