【アデレード24日AAP】 アデレード動物園のジャイアント・パンダ2頭が向こう5年間の貸与継続が決まり、繁殖活動を続けることがわかった。
中国野生動物保護会(CWCA)からアデレード動物園へ貸与されていたオスのワンワンとメスのフーニーは、過去にすでに4回の受胎に失敗しており、2024年まで貸与期間が延長されたことで、今後の繁殖活動に期待がかかる。
同動物園のイレイン・ベンステド園長は、2頭のジャイアント・パンダは訪問客にとても人気があるとし「すべての世代の人々が、2頭が日向ぼっこをしたり木登りをしたり、笹を食べている姿を楽しんでいる」と述べた。
今年に入り研究者たちはフーニー排卵前後の尿サンプルを検査し、南半球の環境が繁殖活動に影響があるかを調査しているという。
ワンワンとフーニーの2頭は2009年からアデレード動物園で生活している。