【キャンベラ9日AAP】 連邦政府は、日本から大型潜水艦の購入決定をしたという報道について、「まだ何も協議されていない」として否定した。
連邦政府は元々、2030年ごろに海軍のコリンズ級潜水艦6隻が引退した後の代替として、SA州で建造される最新型潜水艦12隻を購入することを選挙公約としていた。しかし、このたび伝えられたところによると、アボット政権は「そうりゅう型」と呼ばれる日本の最新鋭潜水艦の購入を視野に入れているという。
野党のショーテン党首は、オーストラリア軍の潜水艦を海外諸国から購入することは国家の安全を脅かすことにつながるとして与党を非難。またSA州の人々の期待を裏切ることになると述べた。
潜水艦購入に関する最終決定は、来年6月に発表される「国防白書」に含まれる予定だが、今年末にも基本的な決定がなされる可能性があるという。