政治

女性議員 名誉棄損勝訴で12万ドル獲得

【シドニー25日AAP】   連邦裁判所は25日、元自由国民党のデイビッド・リヨンヘルム氏に対し、グリーンズ(緑の党)のサラ・ハンソン・ヤング上院議員に対する名誉棄損で12万ドルの支払いを命じた。同議員はこれを慈善団体に寄付する意向を示している。

2018年6月28日から7月2日にかけて、リヨンヘルム氏はスカイニュース、メルボルンの3AWラジオ、ABC局の番組「7.30」で、ハンソン・ヤング議員について「いろいろな男性と性的関係を持つのをやめるべきだ」などと話した。また、同議員が「男は皆強姦犯」と言ったと虚偽の発言をし、さらに「議会内で彼女は男好きで有名だ」「多数の男性と関係を持った」と述べた。

リチャード・ホワイト裁判官は25日、「リヨンヘルム氏は公にハンソン・ヤング議員に恥をかかせる目的で、悪意を持って発言した」と述べ、リヨンヘルム氏の発言を中傷と認めた。

ハンソン・ヤング議員は、「私の娘やその友人が、すべての女性に対する差別や嫌がらせのない社会で大人になれるよう、法的訴訟を取った」と声明で発表した。

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