一般

偽電話のラジオ局 遺族に寄付

【シドニー13日AAP】   オーストラリアのラジオ局、サザンクロス・オーステレオがいたずら電話をかけた後、英国の看護師ジャシンタ・サルダンハさ んが自殺した事件で、ロンドンで検視審問が行われた。同ラジオ局は謝罪を繰り返し、遺族のための基金に50万ドルを寄付した。

12日の審問で、いたずら電話後のサルダンハさんの死は予測できなかったとする検視結果を受け、同ラジオ局はお悔やみの意を表しつつ、サルダンハさんの死に関する非難は受け入れなかった。ラジオ局はまた、問題となった電話と放送の全責任を負うが、最終的な意思決定者ではない司会者らを非難すべきでないとした。審問で判決が言い渡された後、司会者のグレッグ氏は遺族に直接謝罪することを許された。

2012年12月、ラジオ司会者のメル・グレッグとマイケル・クリスチャンは、エリザベス女王とチャールズ皇太子になりすましていたずら電話をかけ、悪阻 (つわり)でキングエドワード7世病院に入院していたキャサリン妃の健康状態を聞き出した。電話に出たサルダンハさんは数日後、自殺を図った。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら