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豪、イラクへ軍事支援 米要請受け

【キャンベラ14日AAP】   アボット連邦首相は、イスラム過激派の脅威が拡大しているイラク情勢に対して、米国政府の特別要請を受け、軍事支援の準備を進めることを発表。今後は、空軍特別部隊などが現地に派遣される。

連邦政府が14日に発表した具体的な派兵内容によると、空軍兵士400人、陸軍兵士200人、国防空軍の「F/A18スーパーホーネット」8機を含む複数の空軍機など。これまでオーストラリア軍はイラクにおいて、物資搬送など人道的支援のみを提供していた。

アボット首相は、これらの派遣はイラクを中心に中近東で拡大を続けるイスラム過激派組織「イスラム国」対策に備えるためのものであり、オーストラリアとして軍事に参加するかどうかはまだ決定していないと述べた。

イスラム国のメンバーはつい先頃、昨年誘拐されたイギリス人男性を殺害したビデオをネット上で公開したばかり。イスラム国が殺害ビデオを公開したのはこれで3人目。

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