【メルボルン18日AAP】 突然相手の頭や顔を一発殴打して命を奪う、いわゆる“臆病者パンチ”と呼ばれる行為を厳しく罰する法案が、VIC州議会で18日可決された。
ロバート・クラーク州法務長官は「頭部への突然の殴打がどのような事態を招くか分からなかったというのは、もはや言い訳とはいえない」と述べた。この行為で有罪とされた場合、10年間の懲役が科される上、その間、釈放も認められない。
また、同法案は、ギャングなど集団暴行における殴る、蹴る、刃物で刺すなどの行為で相手を死亡させた場合にも、最低10年の懲役を科すことを定めている。今年1月には、NSW州が酒やドラッグが絡んだ“ワンパンチ”による死亡について、最低8年の懲役を科すことを決定している。