【キャンベラ29日AAP】 2018年/19年度にオーストラリア国内から排出された温室効果ガスの排出量は532メガトンと、前年比0.1%減だったことが、最新の報告で明らかになった。再生可能エネルギーの使用が増えたことや、干ばつによる影響が背景とみられる。
排出量が伸びたのは電力貯蔵で製造、鉱業、住宅、商業などにおける燃料燃焼からの排出量が含まれ、3.6%増となった。また、石炭や原油や天然ガスなどの生産や加工、輸送、貯蓄などからの排出量は4.4%増だった。
連邦政府は、パリ協定で策定された削減目標に基づき、2030年までに2005年の排出量を26~28%下回る水準にまで引き下げるとしている。また、今年6月に国連へ提出した報告書で、“2020年までに、経済全体で長期にわたる削減戦略を立てる”としている。