国際

難民カンボジア移送 週末にも合意

【キャンベラ24日AAP】  モリソン移民相は26日にもカンボジアのプノンペンを訪れ、懸案となっていた、オーストラリアへの難民をカンボジアへ移送することについて、カンボジア政府と合意する見通しとなった。合意内容の詳細については、調印後に明らかになる予定。

協定が合意されると、オーストラリアへの難民と認定された者は、カンボジアへの移送を自発的に選択することができる。その一方で、緑の党(グリーンズ)や人権擁護団体からは、カンボジアにおける人権問題や貧しい経済状況を考慮して、移送先として適切な場所なのかを疑問視する声も上がっている。

グリーンズは、政府が議会での合意を求めた場合には、“卑しい協定”に反対するとしている。また、同党のハンソンーヤング議員はカンボジアについて、自国民だけで精一杯の状態で、難民の面倒まで見るのは不可能だと指摘。とくに女性は、虐待や搾取の危険にさらされるだろうと懸念した。

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