【キャンベラ25日AAP】 アボット首相は24日、ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会の特別会合に出席。会議では、イラクとシリアのイスラム教過激派組織に参加する外国人に対し、渡航禁止などの対策を各国に義務づける決議が全会一致で採択された。
また同首相は、テロの脅威にたいして「断固たる態度で臨む」ことを伝えた。国連安保理の決議を受けてオーストラリア空軍は、過激派組織「イスラム国」に対する攻撃に近日中にも参加するものとみられる。
一方で、米国や中東諸国が、シリア国内の「イスラム国」拠点に空爆を行っていることについて聞かれると、アボット首相は、シリアでの攻撃には参加する意向がないことを明らかにした。