【シドニー2日AAP】 スーパーマーケット大手ウールワースが認めた従業員に対する未払いは、予想をはるかに上回るとして、法律会社のAdero Lawが集団訴訟を起こした。ウールワースはこれに対し、真っ向から主張する姿勢を示している。
ウールワースは10月、過去9年間で従業員5,700人に3憶ドル近い未払いがあったと認めた。店長らが店員よりも安い賃金を受け取っていると不満を示し、明るみになった。ウールワースは全未払い額を支払うと約束し、ブラッド・バンドゥッチCEOもおよそ2,600万ドルとされるボーナスを放棄した。同スーパーは先月、従業員に対する未払い分プラス利子は2~3憶ドルと発表している。
一方で法律会社のAdero Lawは、未払い額は6憶2,000万ドルに上る可能性があるとして、「ウールワースが認めた額を大幅に上回る組織的な賃金搾取があったと、現・元従業員から報告を受けている」と声明を発表した。