【キャンベラ26日AAP】 オーストラリア国防軍は、海軍の兵士が中東系の男に襲撃されたという訴えを撤回し、国内の中東コミュニティに対して謝罪した。
この海軍兵(41)は25日、シドニー北西部に帰宅途中、中東系の風貌の男2人に襲撃を受けたと主張した。これについてNSW州警察とオーストラリア国防軍は26日、この兵士が訴えを撤回したことを確認した。
これを受けて国防軍本部長のビンスキン空軍大将はキャンベラで、特に中東コミュニティに対して謝罪した。同本部長はまた、公共の場で制服を着用しないよう国防軍の職員に指導したことに対し、過度に騒ぎ立てないようメディアに警告した。
警察は、この兵士がなぜ虚偽の申告をしたのか、その状況について捜査を続ける。