【キャンベラ1日AAP】 アボット首相は1日、オーストラリア空軍の軍用機が、イスラム国などの過激派組織を鎮圧するために派遣されているアメリカ軍や連合国軍を援護する任務を開始すべく、イラク上空での飛行を開始したことを明らかにした。
先月より政府は、アラブ首長国連邦内にあるオーストラリア中東基地に、「スーパーホーネッツ」などの軍用機や給油機、および600人の人員を配置している。一方で、オーストラリア空軍が空爆に参加するかについての最終結論はまだ出していない。
ビショップ外相は、連合国軍によるイラクとシリアへの空爆が、過激派組織の鎮圧に一定の役割を果たしていると評価した。また、過激派組織に対抗するためには断固とした対応が不可欠であり、「オーストラリアも自国の役割を果たす」と述べた。