【キャンベラ2日AAP】 政務サービス省は2日、セキュリティの見直しの一環として、イスラム教徒の女性が体をすっぽり覆うブルカを着用して議事堂を訪問する場合、立ち入ることができる範囲を制限することを決定した。
同省は、この決定により、ブルカを着用した人でもブルカを脱がずに議事堂内に入ることが可能だとしている。ブルカ着用者が入れるのは、防音ガラスで囲われた上階の一部分のみ。以前より複数の議員が、議事堂内のセキュリティに関連して、身元を隠す着衣ついて専門家らの助言を求めていた。
ブルカについては先週、議事堂内での禁止を求める意見が複数の議員から出されて物議をかもしている。さらにアボット首相が1日、ブルカについて、対抗的であり着用されないのが望ましいと述べた。政務サービス省は、議事堂内のセキュリティ強化を進めている。