【パース3日AAP】 乳房のX線撮影のマンモグラフに代わると宣伝した虚偽のサービスに対し、パースの胸部画像クリニックと元医師が、総額10万ドルの罰金を科された。
クリニック「Breast Check」は、サーモグラフィー装置単体、または多周波電気インピーダンスマンモグラフとの併用により、乳がんのリスクを評価するマンモグラフ代替法をパンフレットに記載した。アレクサンドラ・ボイド元医師は、クリニックの虚偽行為を知りつつ関わったとされる。
同クリニックとボイド元医師は3日、連邦裁判所で有罪判決を受けた。判決でバーカー裁判官は、「医学的に認識されていない撮影方法を受けた人の健康への影響は、深刻に及ぶ可能性があり、最悪の場合命取りとなる」と話した。
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、同クリニックが正式な科学的根拠なしに健康にかかわる重要な宣伝をしたことに対し、「乳がんが診断されなかった可能性がある」と懸念を示した。
現在同クリニックは「PO Health Professionals」に変わり、胸部画像サービスを提供していない。