【キャンベラ7日AAP】 連邦政府は、「ニュースタート・アローワンス」と呼ばれる、いわゆる失業保険に該当する補助金の受給者に対して、1カ月の目標求職数を40件に引き上げる計画について、各方面からの反対を受けたことから現行の20件に留めることを発表した。
アベッツ連邦雇用相は、計画の廃止について国民らの意見を反映したものであると述べた。また、失業者が求めるべきものはフルタイム雇用であるとし、1カ月に40件の求職数は大きな負担ではないはずだと述べた。
一方、連邦政府は、ニュースタート・アローワンスの受給者に対する就業義務「Work for Dole」制度については変更なく実施されるとした。同制度では、30歳未満の受給者に週25時間、30歳から50歳までの受給者に週15時間の就業義務が課される。