【キャンベラ9日AAP】 中国は、今月15日より、オーストラリアから輸入するコークス用炭に3パーセント、燃料炭に6パーセントの関税導入を決めており、連邦政府は中国に説明を求めている。
保護貿易の立場でなされた今回の決定は、中国国内の石炭産業の保護と活性化を念頭に置いたもので、オーストラリアの同産業にとっては大きな打撃となる。ロブ貿易相は中国側に説明を求めていく考えを明らかにしている。
また同貿易相は、国内で採掘される、質が高く排気の少ない石炭は、常に高い需要を誇っていくだろうと強調した。一方、野党のウォン議員からは、新しい課税の影響について、政府から国民への説明責任を問う声が上がった。