【キャンベラ10日AAP】 オーストラリア国外から子どもの養子縁組を希望する人は、一連の過程において政府機関によるサポートが受けられることになるだろう。
アボット連邦首相は10日、「新しい機関の設立によって、海外養子縁組の正式認可がより早く得られ、希望者の費用や悲嘆もずっと少なく済むよう一連の過程でサポートをする」と話した。来年3月までに新機関の設立を目標とする。
誰が、どんな状況下で養子縁組ができるのかは各州が決定する。各州・地域は10日、オーストラリア政府間評議会(COAG)にて同計画について討議した。
WA州のバーネット首相は、計画は実用的な動きだとし、この養子縁組機関が最終的に代理母制度の責任も担うことを望むと話した。
商業代理母制度の法的見地や道徳性については、出生した子どもを依頼主の親が海外に残してきた事例が数件発覚したことから調査中である。