【シドニー11日AAP】 有罪判決を受けて服役中のアブダル・ナセル・ベンブリカ被告が、オーストラリアの過激派の精神的指導者になるべく影響力を高めていると伝えられている。
ニューズ・コープ社が伝えるところによると、服役中のベンブリカ被告を訪問した支持者らが過激派組織イスラム国に参戦するためシリアに向かったことを受け、関係当局は被告をVIC州の別の刑務所に移動した。ベンブリカ被告が、バリ島爆弾テロ事件の宗教的指導者を模範に考えていると、関係当局はみている。
自称イスラム教聖職者のベンブリカ被告はアルジェリア出身。2005年にメルボルンのクラウン・カジノとクリケットグラウンドを襲撃するようテロリスト集団を指導した罪で、15年の刑期に服している。
関係当局は、被告のコンピュータや書籍へのアクセス、訪問者数を再調査している。