【シドニー12日AAP】 2002年にインドネシア・バリ島で発生した、パブを狙ったテロ爆破事件の発生から今日で12年目となる。節目の日を迎えた遺族らは、シドニーやパース、また現場となったバリ島で追悼式典に出席した。
2002年10月12日、インドネシアのバリ島にある「パディーズ・バー」が爆破され、202人が犠牲となった。うち88人がオーストラリア人だった。
12日、シドニー東部クージーで開かれた追悼式典では、爆発があったパブにいて被害者の救助活動を行ったというパトリック・バインさんの弟、ジェイソンさんがパトリックさんに代わってスピーチを行った。パトリックさんは今年急死したという。ジェイソンさんによると、パトリックさんがパブを出た数分後に爆発があり、パトリックさんは危険を顧みず現場に引き返して救助活動をした。
また、バリ島の現場跡地では、オーストラリア領事館が追悼公園を開園した。ビショップ外相は、「今日は、バリ島爆発事件で犠牲となった人々を心から追悼したい」と声明の中で述べた。