【キャンベラ13日AAP】 来月、ブリスベンで開催予定のG20サミット(20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議)にロシアのプーチン大統領が出席することを表明した。オーストラリアはロシアがマレーシア航空機を攻撃し、同機を墜落させたことを受けてロシアに経済制裁を行っている。
アボット連邦首相は、プーチン大統領をG20サミットに出席させるか否かについて他国と協議した結果、主催国のオーストラリアにはいかなる国の出席を拒む権力はないと述べた。
アボット首相は、「プーチン大統領に面と向かって、“(マレーシア航空機に乗っていた)オーストラリア人は、ロシアが支援する過激派によって殺されたんだ”と言いたい」と述べ、同機の墜落に関する調査への協力を求めると話した。
マレーシア航空17便は、ウクライナ上空を飛行中、親ロシア派が放った砲弾に打ち抜かれ墜落。乗っていた298人全員が死亡した。うち38人がオーストラリア人だった。