【メルボルン15日AAP】 メルボルンの工場跡近くでアスベストが検出され、近隣住民の死との関連性が指摘されている。VIC州の環境保護局がアスベストの不法投棄跡を発見したのは、サンシャインノースのワンダーリッチ工場跡地。
環境保護局は、検出されたアスベスト繊維について、危険性は低いが取り除く必要があるとしている。また保険局は、工場から1キロメートル以内に居住していた16人が、アスベストに関連する病気で死亡していることから、この他にも患者がいないか調査している。
工場跡地は1980年に表面をコンクリートで覆ったが、周辺に生息する野ウサギが地面を掘り返し、地中に埋められたアスベストが出てきてしまうという指摘もなされている。