政治

エボラ熱に万全の態勢 ダットン保健相

【キャンベラ16日AAP】  ダットン保健相は16日、ブリスベンの病院の隔離病棟などを視察し、エボラ熱患者が出た場合の受け入れ態勢を不安視する声があがっていることについて、「医療関係者にとって遺憾なこと」と述べた。

オーストラリア医師会は、エボラ熱が発生した場合、国としての備えは十分にできているのか、専門家に評価してもらうよう会合を開くべきだと政府に呼びかけている。これに対してダットン保健相は、「すでにリスクを最小限に抑える措置をとっている」と返した。

国内では、これまで11人が感染を疑われたが、検査の結果いずれも陰性だった。野党は、より多くの医療従事者を西アフリカへ派遣するよう求めているが、政府は、従事者らがウイルスに感染した場合、安全に帰国する方法が確立されていないとして応じていない。オーストラリアはこれまで、感染防止対策に約1800万ドルを拠出している。

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