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ホールデン 年末でコモドアを終了

【アデレード10日AAP】   自動車メーカーのホールデンは、今年末でコモドア車生産を終了すると発表した。コモドアは数十年にわたって国内で最も販売され、NSW州バサーストのカーレースで26回優勝した。

ホールデンのクリスチャン・アキリナ氏は10日、「大型セダンは数十年にわたり、オーストラリアとニュージーランドで要だった」「消費者は車高の高いSUVやユートを好み、市場動向が変わった」と声明を発表。容易な決断ではないとした。

ホールデンは1978年にVBモデルでコモドアを発表。以来、16モデル300万台以上を販売した。コモドアは2010年まで15年連続で国内で最も売れた車であり、ピーク時の1998年には21万7,000台以上が販売された。今年は8,700台に留まる見通しだ。現行のZBモデルが最後のコモドアになる。

2017年にホールデンがアデレードの組み立て工場を閉鎖するとともに、国内生産は終了。以降、輸入車として販売されてきたが売り上げは37%減少した。現存の在庫が尽きるまで来年も販売は行われる。

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