【シドニー18日AAP】 ビショップ外相とロシアのプーチン大統領との建設的な会談により、ウクライナ東部上空で撃墜されたマレーシア機の現場捜査の可能性が出てきた。
イタリア・ミラノで行われたアジア欧州会合の際、ビショップ外相とプーチン大統領はおよそ30分会談した。
ビショップ外相はプーチン大統領に対し、MH17機の事故現場に捜査員が立ち入りできるよう、ウクライナ東部の親ロシア派に与えるロシアの影響力行使を求めたと話した。プーチン氏はこれに対し、「オランダ、マレーシア、オーストラリアの捜査員の現場アクセスを保証する」と答えたという。
ブリスベン訪問がプーチン大統領のスケジュールに組み込まれていることをロシア側の秘書が伝えたとされ、来月開催されるG20首脳会合への同大統領の出席が間接的に確証された。
ビショップ外相はアジア欧州会合にて、エボラ熱対策への資金援助を国連に提示している。