【メルボルン19日AAP】 米国の動物園で飼育されていたタスマニアンデビルが、アスファルトの塊を投げつけられ死んでいるのが発見された。関係者らはショックを受けていると話した。
死んでいるのが発見されたのはタスマニアンデビルの「ジャスパー」で、昨年12月、VIC州ヒールスビル保護園から米国ニューメキシコ州の動物園に送られた4頭のうちの1頭。
地元警察の発表によると、最初は他のタスマニアンデビルに殺されたとみられていたが、獣医による調査で頭がい骨が骨折していることが分かった。その後、10センチ四方の大きさのアスファルトの塊が飼育室で発見された。何者かがジャスパーにこれを投げつけたとみられている。
ジャスパーが死んでいるのが発見されたのは15日午前。飼育員及び当時の訪問客らを対象に調べが進められている。また一方で、14日午後4時半頃、少年2人と男性1人が飼育室付近から立ち去るのが目撃されている。