【ブリスベン20日AAP】 インドネシア発ブリスベン行きの飛行機の搭乗客3人が、「はしか」にかかっていることが分かった。
この飛行機は今月15日にデンパサールを出発したJQ46便。機内で感染した場合には10月23日から11月3日までに症状が現れるとみられていて、QLD州保健局では搭乗客全員に体調管理を呼びかけている。
はしかは咳やくしゃみなどで感染する。感染力は非常に強く、その症状は発熱や疲労感、鼻水、咳、涙目などが数日続いた後、赤い斑点が体中に拡がる。重症のケースでは、肺炎や脳腫脹などの合併症を引き起こし命に関わることもある。
オーストラリアでは、はしかの予防接種を1歳と4歳の時に受けることが指導されている。保健局によると、1966年以降に生まれ、はしかの予防接種を2回受けていない人が感染する可能性が高いという。