【シドニー22日AAP】 ハリウッド映画「ダラス・バイヤーズクラブ」の製作者らが、同映画を違法にダウンロードしたり、共有した人物を探すために、telcos、iiNet、DoDoなどの通信会社に対して情報開示を求める訴えを連邦裁判所に起こした。
このうちiiNetは、「顧客が不当に扱われるのではないかと懸念している」として、情報開示には応じない考えを明らかにした。違法にダウンロードをしている者らに法的措置をとると同時に巨額の損失金を請求すると手紙を出す。この方法は、版権所有者らが海外における違法ダウンロードなどを取り締まる際に使われている。
2年前には、iiNetが、同じようにハリウッドの映画スタジオから、違法ダウンロードを見過ごしたとして訴えられたが、会社は顧客によって使用されたサイトを直接コントロールしていなかったとして全員一致でスタジオ側の訴えが退けられた。