【ニュージーランド13日AAP】 ニュージーランドのホワイト島で発生した火山の噴火事故で、地元警察や防衛軍は13日、事故現場から6人の遺体を収容した。作業には数百人が関わったが、最終的に島へ上陸したのは、防衛軍の爆発物処理チームなどから男女8人だった。これまで死者は14人、行方不明者2人となっている。
NZ警察と防衛軍は12日、地質調査会社GNSサイエンスが収集したデータに基づき、13日の作業が可能と判断を下した。最新の地震波情報によると、振動は落ち着いているものの、9日の噴火直前の数値を大きく上回っており、3時間ごとの地震が発生する確率は6%だったという。
また、島に上陸した作業チームは酸素マスクや防護服を着用。作業を終えて近くに停泊する軍艦HMNZSに戻るまで、最大4時間半の作業が可能となっている。また、交代が必要な場合に備え、このほかに8人の作業チームが待機した。