【メルボルン23日AAP】 メルボルンから北へ約200キロの町ウェダーバーンで22日夜、近所同士の口論がエスカレートした末、男が老夫婦とその息子の一家3人を射殺する事件が起きた。男も被害者となった家族も、地域ではよく知られた人物だったという。
22日夜、通報を受けて駆けつけた警官が一人の遺体を発見。道路を挟んで向こう側の家屋から、さらに数発の銃声が聞こえた。警官らは犯人が立てこもった家屋を包囲したが、約3時間半後、68歳の男が自ら通報した後に逮捕された。家屋からは、さらに二人の遺体が発見された。
ロッドン地方のホールト市長は「両者の間には長年にわたって土地に関するいさかいがあったと聞いている。これがエスカレートして、今回の痛ましい事件につながったのではないか」と述べた。また同氏は住民らに、力を合わせて乗り越えて欲しいと伝えた。