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カンガルーの「間引き」区域拡大へ SA

【アデレード14日AAP】   SA州では、カンガルーの商業的間引きを拡大し、間引きするカンガルーの種類も増やすことになったが、干ばつによりカンガルーの頭数が減少していたことから、2020年の捕獲数も削減されたことが明らかになった。

 

来年1月から、ヨーク半島、アデレード・ヒルズ、フルリオ半島、南東部とカンガルー島での捕獲も可能となり、 カンガルーの種類もアカカンガルー、クロカンガルー、オオカンガルー、ユーロカンガルーに加えてタマー・ワラビー、クロカンガルーとオオカンガルーのカンガルー島亜種も対象になるという。

 

ティム・ウェットストーン第一次産業相は、カンガルーの商業的間引きは広範囲の利益があるとし「頭数が増加しているカンガルーを捕獲し、一次生産者や地方自治体、カンガルー産業が再利用して食肉や皮製品を生産する方が、単に間引きして放置するよりもいい」と述べた。

 

最近の干ばつにより、カンガルーの頭数は減少傾向にあり、商業的間引き区域のカンガルーの頭数は360万頭と、2018年の推定440万頭より少ないと見られている。そのため、今年の捕獲数は73万200頭だったが、51万8600頭に制限されるという。

 

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