【シドニー25日AAP】 シドニーの不動産ブームにより、NSW州で印紙税による税収が増加した。来年3月28日の州選挙を控え、州政府はよりよい予算状況の発表が可能になるとされる。
フェアファックス・メディア社が発表したNSW州歳入局の報告によると、居住用不動産の購入にともなう印紙税は、販売数約5万500件からおよそ15億ドルが得られた。2013/14年度の7-9月期の不動産販売数は4万8000件弱、印紙税は10億ドルであった。
コンスタンス州財相は、採鉱ブームの落ち着きが鉱山使用料の低下につながる一方、印紙税収の増加は給与税収の低下により相殺されるだろうと話す。
州政府はこの不動産ブームにより、予定より1年早く財政黒字に戻る可能性があげられる。