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シドニーでTPP会合 日米間で深い溝

【シドニー27日AAP】   オーストラリアや米国、日本など12カ国が参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉会合が27日、シドニーで開催された。会合は大きな進展があったことを強調したものの、日米間ではまだ問題があることが浮き彫りとなった。

ロブ連邦貿易相は3日間の会合を終え、「全体的な焦点に関してはいくつもの段階を進めることができた」と述べた一方で、「全ての問題点が解決しないことには本当の合意とはいえない」とし、最終的合意にはまだ道のりがあることを示唆した。

TPP会合で一番の問題となっているのは日本と米国の間で生じている市場アクセスについてで、日本の甘利TPP担当相は会合後、「まだ重要な問題が米国との間で残っていて、合意に至ったとはいえない」と述べた。

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