【キャンベラ27日AAP】 27日、イスラム教のニカブまたはブルカを着用して国会への入場を認める法律に抗議するため、男性3人がそれぞれ顔を完全に覆う姿で連邦議会に入場しようとした。3人は警備員に制止された。
男性らは、1人はイスラム教の女性信者が着用するニカブを、もう1人はフルフェースのヘルメット、そしてもう1人はアメリカの秘密結社として知られる「クー・クラックス・クラン」(KKK)の真っ白の覆面とコートを着た姿で連邦議会に入場しようとした。
正面玄関で3人を止めた警備員は、規則の下、ヘルメットとKKKのとんがり帽子付きの覆面は脱ぐように告げたが、ニカブは別室で身元確認が行われるだけで議会内での着用を認めた。KKKの白の覆面を着用していたセルジオ・レデガーリさんは、ニカブをその下に着用していて警備員を驚かせた。
レデガーリさんはレポーターに対して、KKKの帽子とフルフェースのヘルメットの着用が違反で、何故ニカブで顔を覆うことが許可されるのか分からないと述べた。3人は別室で警備員の検査を受け、今回の抗議活動の内容について説明を求められた。