【キャンベラ17日AAP】 オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、新たに別種のタカタ製エアバッグに欠陥がある可能性があるとして警告する。
問題のエアバッグは推進剤NADI5-ATを含み、1996年から2000年にかけてアウディ、BMW、フォード、ホンダ、マツダ、三菱、スズキ、トヨタで製造された車両に装備されている。国内におよそ7万8,000台出回っているとみられ、死亡1件、重傷2件を起こしている。BMWとアウディは自主リコールを開始した。
ACCCは、該当する車両の持ち主にウェブサイトproductsafety.gov.auを通して確認するよう呼びかける。非常時にエアバッグが膨らまない、または爆発して飛び散った破片により死傷する恐れがあるという。
NADI5-ATを含むエアバッグは、現在リコール中のタカタ製エアバッグとは別種。世界中でタカタ製の欠陥エアバッグによって20人以上が死亡したとして、国内では2018年にリコールが開始した。欠陥エアバッグかどうかはIsMyAirbagSafe.com.auで確認できる。