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NSW少女 法廷で強姦犯に心情語る

【NSW州ニューカッスル17日AAP】   NSW州ニューカッスルで昨年、登校中の11歳の少女が男にさらわれて複数回にわたって性的暴行を受けた。少女は17日、法廷で犯人の男に直面し、自身が受けた傷について訴えた。

ニューカッスル地方裁判所で17日、ロイ・エリス裁判官はブレット・デイビッド・ヒル被告(49)に懲役23年6か月(最少17年)を言い渡した。

2018年6月12日午前9時15分、ホームレスで職を無くしたばかりのヒル被告は、苛立ちから登校中の少女をさらって3回レイプした後、午後2時15分頃にコタラ駅で少女を解放した。

現在13歳の少女は母親とペットの犬とともに証人席に座り、「気苦労のなかった生活が一転した」「事件を何度も思い出し悩まされる」「今の自分が嫌い」「また誰かに同じことをされるのではと恐怖感でいっぱい」と話した。心理学的にも、少女は自尊心がなく、自殺を考えると報告された。

事件当時合成麻薬を使ったとして、ヒル被告は「申し訳ない。自分では考えられないことをしでかした。いつか君が前に進めることを祈る」と少女に向けて語った。

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