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プーチン大統領 TPPは米の策略

【キャンベラ7日AAP】  来週、北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席するアボット首相は、オバマ米大統領ら各国首脳と環太平洋経済連携協定(TPP)について議論する見通し。これを受け、ロシアのプーチン大統領はTPPについて、米国が自国の利益を求める策略だと非難した。

プーチン大統領は、中国メディアのインタビューで、「TPPの議論にロシアや中国など主要国が含まれないなかで、効果的な貿易および経済協力を整えることは困難だ」と述べた。さらに、ロシアとしては、中国が主導するアジア太平洋の自由貿易ゾーン“ロードマップ”の作成を支援する考えを明らかにした。

さらに同大統領は、参加国すべてに利益がもたらされて初めてアジア太平洋地域の多角的貿易は確かなものになると述べ、中国の“ロードマップ”にはこの考え方が反映されていると述べた。TPPは妥結されれば、全世界経済の約40パーセント、12カ国間で適用されることになる。オーストラリアのロブ貿易相は、「妥結は近い」とコメントしている。

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