【ブリスベン11日AAP】 各国の首脳が集結するG20会議(20カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)の開催を今週末に控えて、会場があるQLD州ブリスベンでは市内各地で警備の厳重化が進んでいる。そんな中、会議中は立入禁止となる市内の一部に偽の監視カメラが設置されているのが発見された。
偽の監視カメラ2台が発見されたのはサウス・ブリスベン地域の一角で、この数日間、警備を続けていた警察が発見したもの。この装置はプロジェクターのようなもので、遠隔操作で画像を映し出すことができるが攻撃能力はないという。警察では、「G20特別警備法」が施行された今月8日以前に設置されたとみている。
G20には米オバマ大統領やロシアのプーチン大統領など各国首脳が出席。ロシアに関しては、今年ウクライナ上空を飛行中にマレーシア航空機が親ロシア派組織に撃ち落とされ、オーストラリア人38人を含む合計298人が死亡した事件が解決していないこともあり、国内ではプーチン大統領の来豪に反対する声が強く上がっている。