政治

リー元NSW州首相が辞任発表

【シドニー11日AAP】   労働党のネーサン・リー元NSW州首相は、来年3月に実施される州選挙に出馬しないことを表明。今期限りで政界から引退する。

リー氏は2008年9月、モリス・イエマ首相(当時)の後を引き継ぎ首相の座に就任。15カ月の在任期間の後、党内極右派からの支持を失い、クリスティーナ・ケネーリー氏にその座を奪われた。

11日、リー氏は州議会で務めた2期を振り返り、その雰囲気が毒牙的なものから最近ではより寛容に、より和んだ雰囲気になったと述べ、「この変化に少なからず貢献できたのであればうれしい」と話した。

リー氏は大学時代、学費を稼ぐため、公園などでグリーンキーパーをし、その後、パラマタ市のゴミ収集の仕事に就いた。2013年、有権者との不倫問題が報道され影の警察相の座を辞任した。

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