【シドニー24日AAP】 シドニー中西部チッペンデールに、アロハシャツを着たモリソン連邦首相の周りで炎が燃える壁画が描かれた。
アーティストのスコット・マーシュ氏は24日、モリソン首相が「Merry Crisis!!(陽気な危機を)」と言う壁画をインスタグラムに投稿した。壁画内で同首相は、アロハシャツの前ボタンを外し、オレンジ色のレイをかけてサンタクロースの帽子を被り、手にはカクテルを持つ。背景には赤と黒の炎が高く上がる。
国内の山火事危機を受けて、同首相はハワイでの家族旅行を切り上げて帰国したばかり。「ハワイ訪問は過ちだった」として謝罪した。マーシュ氏は、「国が燃えているときにハワイに行くのはリーダーとして良い動きと言えない。国民感情もそうだろう」とコメントした。今後、壁画のイメージはTシャツとプリントで販売され、売り上げは地方消火サービスに寄付される。
今年の山火事シーズンで、NSW州で少なくとも家屋873棟、SA州でおよそ100棟、QLD州でも数十棟が焼失した。