【シドニー30日AAP】 NSW州地方消火サービス(RFS)は30日、大晦日にシドニーで開催予定の花火大会を承認した。他のカウンシルが相次いで中止を決定するなか、州副首相はシドニーもキャンセルするよう呼びかける。
NSW州の気温は31日にピークに達する見通し。シドニーを含む同州の半分以上で火気全面禁止が発令されており、花火大会の催行にはRFSが例外と判断しなければならない。
シドニー西部パラマタ、州北部テーブルランズ地方のアーミデール、南部沿岸部ハスキッソンは花火大会の中止または延期を決定した。パラマタ市は30日午後、「コミュニティと一般市民の安全の妥協なしでイベントを催行できない」とフェイスブックで発表した。
国立公園・野生生物サービス(NPWS)は、山火事の危険があるとして、シドニーの花火大会中はブラッドリー・ヘッドとノース・ヘッドの鑑賞場所を閉鎖すると発表した。
バリラロ副首相は、「リスクが高すぎる。疲れ切った消防隊員を配慮するべきだ」とソーシャルメディアに投稿した。25万人以上がシドニーの花火大会の中止を求めて署名した。