【シドニー2日AAP】 NSW州最高裁の陪審団は2日、アブラハム・ライアン・タンギ(31)容疑者に対し、同じ刑務所で服役していたザイドウン・アルオシア服役囚を殺害したとして、有罪の判決を下したことが分かった。
2017年6月、タンギ容疑者とアルオシア服役囚の二人は、それぞれ異なる罪に対する公判に備え、ジョン・モロニー刑務所へ入るところが防犯カメラの記録に残っていた。その後、タンギ容疑者だけが姿を現し、アルオシア服役囚は血を流して倒れているところを刑務所職員が発見した。
また、他の服役囚がタンギ容疑者がアルオシア服役囚の頭を踏みつけていたと目撃証言を行ったが、同容疑者の弁護士はこれを虚偽の証言だとしていた。タンギ容疑者には後日、刑が言い渡される。