【シドニー19日AAP】 アボット首相と中国の習主席が19日、シドニーで会談した。会談が行われたホテル周辺には、中国政府の支持者と反対者が集まったが、反対者がその数を上回った。
気功によって心身の鍛錬を行う、法輪大法学会オーストラリア支部のデラー氏は、会談で人権問題を取り上げてほしいが、残念ながら最重要課題にはならないだろうと述べた。法輪大法は、過去15年間、中国政府からの弾圧を受けていると言われている。
アムネスティ・インターナショナルは、習主席の在任2年の間に、警察の厳しい取締り、チベットでの抗議自殺、ウイグル自治区での弾圧などが起き、さらに香港の民主化運動では100人以上の活動家が中国本土で拘束されていると述べた。