国際

豪、中国主導銀行に参加の可能性?

【キャンベラ23日AAP】   中国主導のアジアインフラ投資銀行の統治に関して合意に達すれば、オーストラリアは銀行の設立に参加するのみでなく、日本や米国にも参加を勧めるという。

アジアインフラ投資銀行は、地域内の港や道路など、基本事業への資金不足への対処を目的とする。570億ドル規模の同銀行の設立に関する覚書に、20か国が署名した。オーストラリアと米国は、銀行の統治や透明性に懸念を示し、設立参加を拒否している。

ロブ貿易相によると、連邦政府は中国に対し同銀行の統治規定を提示したとし、合意に達すればオーストラリアも設立に参加すると確信している。

ホッキー財務相は署名・参加を希望していたが、ビショップ外相が国家安全委員会で、「中国が、地域内での戦略的目標に銀行を利用する可能性がある」と懸念を示し、却下されたという。

労働党は中国との関わりを支持しており、「中国との取引は軍事問題ではなく、経済そして将来の問題だ」「オーストラリアは米国の保安官代理をやめるべき」とショーテン野党党首は話した。

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