【シドニー25日AAP】 アボット連邦首相の娘が、デザイン学校から6万ドルの奨学金を受けるに至った経緯などを記した情報を不正に取得しマスコミに売ったとして起訴されていた大学生に関する裁判が開かれ、裁判官は2年間の善行保証(Good Behavior Bond)を言い渡した。この大学生は実質無罪となった。
フレヤ・ニューマンさん(21)はホワイトハウス・デザイン学校で非常勤の図書館補佐を務めていた際に、別のスタッフのパスワードを使って機密情報システムを使い、アボット首相の娘、フランセスさんが学校長奨学金を受けたことに関する情報を不正に入手した。ニューマンさんはこの情報をニュース・ウェブサイトの記者に売った。
ニューマンさん(21)は25日、シドニーのダウニング・センター地方裁判所に出廷。オーサリバン裁判長は、ニューマンさんはフランセスさんの個人情報を得ようとはせず、また、犯した行為について隠匿することなく、すぐに仕事を辞めたことなどを認め、またその後、メディアの注目を集めるようになったことで生活に影響が出たことなどを判決に考慮したと述べた。
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