【キャンベラ9日AAP】 連邦政府のペイン外相は、英国のハリー王子夫妻が高位王族から引退する意向を表明したことをうけ、オーストラリア政府は夫妻の意思を尊重するとの立場を明らかにした。
ペイン外相は9日、ABCラジオに出演し“彼ら(王室)の問題”ととらえているとした上で「夫妻が希望したことであり、そのほうが生産的かつ効果的で、自分たちのやりたいことが出来ると考えられているのなら、これを尊重すべきだろう」と話した。
一方、オーストラリア君主主義連盟は、夫妻の決定について、メディアからの干渉や批判を考えると驚きではないとの見方を示した。さらに、オーストラリアで高い人気を得ているハリー王子が高位王族を引退することは残念とする一方、ハリー王子の王位継承順位は第6位であり、オーストラリアの憲法に影響が及ぶことはないとしている。