【キャンベラ27日AAP】 来年7月に導入予定の、一般医への7ドルの自己負担について廃案が噂されるなか、ホッキー財務相は27日、政府として必ず議会での審議へ持ち込む考えであることを明らかにした。
ダットン保健相が今週はじめ、メディケア制度を持続可能なものにしていくため、自己負担も含め、政府として“あらゆる選択肢を検討している”と述べた一方で、ホッキー財務相はあくまでも自己負担案を推すつもりだと、譲らない姿勢を示している。
また、グリーンズ(緑の党)や無所属議員だけでなく、保守連合内にも自己負担に反対する声は上がっており、廃案の噂が出回るなど与党内の混乱が明らかになるなか、野党はこれを機に反対姿勢をあらためて貫く構えだ。
一連の動きをうけて、フライデンバーグ政務官は、「不評というだけの理由で、廃案にはしない」「人気コンテストでの勝ちを求めているのではない」と述べ、あらためて自己負担案の廃案の噂を一蹴した。