【シドニー11日AAP】 山火事で被害にあった人が申請できる災害手当を、センターリンクの最新でない地図情報システムが原因で、拒否されているケースがあることが明らかになった。
山火事で被害を受けたと公式に発表された場所に居住する人たちが、センターリンクで使用している地図情報では居住していないことになっており、1000ドルの災害手当の申請を拒否されたという。
また、シドニー・モーニング・ヘラルド紙やジ・エイジ紙、ナイン・ニュース社の伝えるところによると、従業員の中には、道路閉鎖や避難、停電など山火事の影響で労働時間が短縮されたにも関わらず、手当を拒否された人もいるという。
内務省のスポークスマンは、申請者は山火事がどのように勤務に支障をきたしたのか詳細を説明する必要があるとしている。
野党労働党のビル・ショーテン党首は「今回のような大災害の事態に被害者の災害手当の申請を拒否するのは絶対に許されないこと」と批判している。