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嵐による被害損額1億ドル超 QLD州

【ブリスベン28日AAP】   ブリスベンを27日午後、スーパーセルと呼ばれる非常に激しい嵐が通過し、ソフトボールほどの大きさの雹(ひょう)も確認された。ピーク時の突風は、カテゴリー2のサイクロンに匹敵する時速約140キロを記録した。

オーストラリア保険協会によると、これまでに申請された被害件数は1万5000件、保険請求金額は1億900万ドルと見積もられる。負傷者39人のうち12人が病院に搬送されたが、重篤なけが人はいないとされる。

QLD州消防救急サービスは「過去数十年にブリスベンを襲った嵐の中で、最も規模が大きい」と話した。28日午後までに2000件の被害評価を行ったが、被害の全容評価の半分に過ぎないという。

多数の住宅屋根が吹き飛び、その中には、連邦議員で鉱山富豪であるクライブ・パーマー氏の娘宅も含まれた。

疲労困憊した住民らは、車や家の壊れた窓の修理や大掃除に追われ、軍隊や州救急サービス(SES)のボランティアらも、屋根の修繕やがれきの片付けに徹した。

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